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新堀ギターオーケストラ公演2022
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「新堀ギターオーケストラ公演2022」ご案内
来る9月11日(日)、新堀学園シュトラウスホールにて新堀ギターオーケストラ(Nオケ)公演が行なわれます。
9月の公演はコンセプトを持ってNオケが1年で最も力を入れたものになり、小編成,重奏の出演もあります。
今回のコンセプトはクラシック! これは音楽史的なクラシックもですが、Nオケの伝統的なレパートリーもさしています。尚、今回のNオケはすべて寺田和之が指揮する予定です。
まず、Nオケの伝統的レパートリー、早川正昭氏の作品「バロック風カンツォーネ」で幕を開けます。タイトルの通りカンツォーネをバロックのスタイルにした3楽章もので、使用されているカンツォーネは、1楽章 サンタルチア,2楽章 帰れソレントへ,3楽章 麦打ち です。1楽章と2楽章はコンチェルト・グロッソの形式でソロの部分も楽しめます。
続いて、ギターアンサンブル「湘弦」は、6月のリサイタルで初演したハイドンの交響曲第104番「ロンドン」より第4楽章を予定しています。こちらの指揮は田口尋夢です。湘弦ならではのスピード感に溢れ、ギターの美しい音色も楽しめる演奏が期待できます。
ギターデュオ「とちけん」は、バロック音楽、ヴィヴァルディの「四季」より「夏」を演奏します。今回は、1楽章と3楽章を予定しています。アンサンブルで演奏されるスピードと激しさが要求されるこの曲を二人だけで演奏するとは、テクニックに定評があるメンバーならではの選曲です。
他、小編成ではTwinkle(5重奏)、DANROK(6重奏)、SWAN(3重奏)、チェンバロギターアンサンブルの出演が予定されています。
SWAN(女性3人)は、ロマン派後期、ドビュッシーのピアノ独奏曲「夢」を演奏します。SWANならではの美しいギターの音色と表現が楽しみです。
前半、締めの曲は、ベートーヴェンの交響曲第5番 ハ短調 作品67 「運命」第3・4楽章がNオケで初演されます。おそらくギター合奏史上でもこの曲が演奏されるのは初めてではないでしょうか。
後半の最初には、新堀寛己先生作曲の「NRM14・01 元年」が演奏されます。NRM=ニイボリ・リズム・メソードの曲で、1989年=平成元年に発表され、Nオケが初めて演奏したNRMのギター合奏用の曲です。尚、14・01とは、14パートの楽器による1番目の曲という意味です。
後半には、チェンバロギターアンサンブルで畑中雄大作曲の「夜空の飛行船」、そしてDANROKの演奏もあります。曲はメンバー堺大夢のオリジナル曲「Revival」。DANROKの演奏は、音楽はもちろん、独特なアクションも楽しみです。
そしてラストの曲はNオケで、畑中雄大作曲の「海の上の白鳥」が演奏されます。この曲は、どこにも休むところがない海の上を、必死に白鳥が飛んで行くような手に汗握る焦燥感と、陸地にようやくたどり着けた安堵感のような…、ベートーヴェンの「運命」に通じる、暗から明への楽曲構成も感じられる曲です。
このような演奏会が予定されています。皆様に御来場いただけましたら幸いです。